カエル、ピョコピョコ、3ピョコピョコ
San Benito(TT)より
たった今、窓に小さな鳥がぶつかってきた。窓めがけて飛んできたわけではなく、なぜか下から急にでてきて窓にぶつかった。多分、RVの横をうろうろしてて、飛び立ったら、窓があったのだと思うのだけれど…。しばらく横にとめてた自転車のところでボーっとしてから飛び立っていった。灰色のPlain Titmouseのようだった。怪我してなきゃいいんだけど。
夕方、UPSから衛星システムの交換パーツが届いた。先方が送ってくれたのは、箱3つ届のはずなのに、届いたのは2つだけ。またしてもだ。まったく、UPSのサービスはよくないなあ。
そして、きにょママからの電話で、きにょんのインディアンの師匠であるStanding Bearが亡くなられたとの連絡がはいった。お葬式は土曜日の朝かららしい。これはロスに戻らないと。多分、明日の昼からみにょ・きにょ・コディオそろってロスに戻ることになりそう。なんてこった。RVで旅行生活をはじめるにあたって、一番心配してたのは、家族や親しい人の緊急事態の際に、①すぐに私達に連絡がとれるかどうか、それと②私達がすぐにロスに戻るなりなんなりの対応ができるかどうか、ということだったのだ。あまり考えたくないことだし、ケース・バイ・ケースなんだろうけど、こうやって実際に訃報がはいって、実際にどう対応するのかわかるなんて。
先日、子供が生まれた友人から、生まれたばかりの子供の様子などを知らせてくれるメールがはいってた。うれしいニュースは素直にうれしい。生まれて間もない子供の顔をみていると、知らぬ間に笑顔になってしまう。母子ともに元気だそうで、ホッとする。
なんだか不思議な一日だ。生と死という人生の対極にあるような事柄が、数日のうちに身の回りでおきて、思わず、人間の一生について考えてしまったよ。人の一生なんて、あっという間なのかもしれない。それでも、次の世代へつなげていかないといけない事柄や人情みたいなものってあると思うし、次へつなげていくために、みんなバタバタもがいて生きているのかなあ、なんてね。Standing Bearは偉大な人で、多くの若い世代をサポートしてきた人なんだけれど、彼がいなくなっても、彼の精神はきにょんをはじめ、Standing Bearにかかわった人たちの中にいつまでも息づいていくんだろうな。
夜、留守することを伝えにレンジャーステーションへ行ってたきにょんが戻ってきた時、コディオがRVの前でヒキガエルを見つけた。小さいけれど、ポヨン、ポヨンってはねてておかしかった。写真を何枚かとって、手にものせてみた。つめたくって、プヨプヨしてて、なんだかスライムで遊んでるみたいだった。ちょっと高いところからジャンプしてしまって、びっくりさせてしまったたけれど、元気にピョンピョンはねて闇に消えていったよ。子供のころ住んでいたのは、団地の5階だったのだけれど、ある日、捕まえてきたトノサマガエルがベランダからジャンプしたことがあった。すぐに下までおりて無事かどうか確認しにいったら、ちゃ~んと元気にピョコピョコしてた。てっきりペチャコになってるかと思ったけれど、すごいもんだよね。