サンダーボール
今朝は朝日とともに起床。昨夜停泊した場所から近くにある岩には洞穴が2つあって、スノーケルで中まではいっていけるとパークでもらったリーフレットにかいてあった。どうやら昔のバハマ民族の聖地だったらしい。朝早起きだったのと、寒い&水が冷たかったので、最後の最後にみにょはディンギーに残ることにした。残りの3人は二つの洞穴をしっかり探検。ひとつは鍾乳洞みたいになってて、岩場を歩きまわれるのね。もうひとつはスノーケルしながら見たみたい。引き潮の時でないと中にはいれないので、なんとなく昔の人たちが聖地にしたのがわかるなあ。それに夕日がきれいにみれるし。
早朝スノーケルの後は、この旅の最終目的地、Staniel Cay(スタニエル・キー)に向かってセーリング。Staniel Cayのマリーナのすぐ隣の入り江は、野生の豚がビーチまで食べ物を探しにくるので有名なところ。ディンギーが近づいてくる音が聞こえるとまず、親分が出てきて食べ物をもらい、親分が満足したら、その他の若い豚ちゃんたちがでてくるらしい。おなかがすいてる時なんて、ディンギーまで泳いでやってきて、エサをねだるんだって。前回、きにょんがここに来た時は、GHのディンギー、もう少しで親分豚に占領されそうになったらしいわ。ふふふ。
期待してビーチまで食料をもっていったのに、誰も出てこない。どうやら、今日はすでに一杯食料をゲットしたので、満腹御礼でどっかにいって寝ちゃったのかもしれない。しばらく待ってみたけど小さい子豚軍団が逃げ回ってるだけだったんで、ダメだこりゃあって予定変更。スタニエルの近くには別の洞穴スノーケルエリア、その名も「サンダーボール」と呼ばれる岩があるのね。なぜ「サンダーボール」なのかというと、007映画のサンダーボールの撮影に使われたからなんよ。今までに出会ったボート人に「スタニエルにいくのよ」って話したら、全員そろって「んじゃ、サンダーボールに絶対いかなきゃ!」って言ってたんで、いったいどんな所なのか楽しみ。
岩の前に到着したら、結構流れが速い!きにょんがチェックしにいって、なんとか大丈夫だろうってことで、岩の中への入り方を説明。流れが速いだけでもドキドキなのに、しかも岩の中にはいっていくのか?って、心拍数はかなりアップ。きにょんからのご指名で、まずみにょんから突入。狭い谷間のようなところを30メートルほどすすむと、いきなり洞窟の中に入ってしまった。その中はまさにボンド映画に出てくるような洞窟で、天井にある穴から光がさしててすごい神秘的な雰囲気。
しばらく泳ぎ回って写真とったりして楽しんだ後、この洞窟からどうやって出るかが問題に。来る時に通ってきた谷間はかなりの急流状態で、逆方向に向かうのは多分無理。でも別の穴から出るには1.5メートルほど潜って、息を止めて15秒ほど泳いで岩の外にでなきゃいけないのね。どちらもやりたくないんだけれど、潜水が苦手なみにょは急流さかのぼりを選択。Yちゃんもみにょと同じ選択。なので、まずきにょんとT君が潜水して外に出た後、きにょんが戻ってきてみにょ&Yちゃんの脱出を手伝ってくれるということになった。待ってる間に、ちょこっとだけ潜水の練習をしてみて、何となく5秒ぐらいなら潜れそうな気がしてきた。そしたら、戻ってきたきにょんが「こっちへ来い!」って暗闇のほうへ手招き。恐る恐るいってみたら、新たに見つけた脱出ルートは、簡単に岩の外へ出れる穴だったんで、ラッキー。無事全員岩の外へでてGHまで戻ってこれました。ふう。ちょっとドキドキ・ハラハラしたけれど、楽しい一日だったわ。
明日は友達夫婦がナッソーまで飛んで帰る日。でも朝一番、誰もまだエサやってない時間にもう一度ピッグビーチをせめようってことに決定。トンちゃんたち、出てきてくれるかなぁ。